自宅用やビジネス用の固定回線として使われてきたインターネット回線に、NTT東日本やNTT西日本、ソフトバンクなどの通信キャリアが提供しているISDN(アイエスディエヌ)とADSL(エーディーエスエル)があります。
それぞれ、
ISDN回線(INS64回線)のサービス終了時期
2024年1月
ADSL回線のサービス終了時期
2023年1月~2024年3月
と、サービスの終了が近づいています。
ISDN回線の主な利用用途
- POSシステム(本店・支店間のPOS端末通信)
- CAT端末(クレジットカード会社と店舗間の通信)
- EDI(電子商取引におけるメーカー・卸・小売間での商品受発注データ通信)
- 警備端末(警備会社と拠点間との監視映像通信等)
- レセプトオンライン請求(診療報酬等の請求データ通信)
- 銀行ATM(データセンターと店舗ATM間の通信バックアップ)
- G4FAX(マルチコピー複合機のFAX送受信)
- 企業内WAN(企業内ネットワークのバックアップ用)
- 各種放送通信のバックボーン回線
※ ISDNのINSネットのディジタル通信モード。
※ ISDNの通話モードは2024年以降も提供されます。
ADSL回線の主な利用用途
日本では2000年代前半に、既設のメタル通信線が利用できることで急速に普及した。従来の公衆交換電話網を経由したダイヤルアップ接続による従量制通信料金でなく月額定額料金で提供され、常時接続という利用形態が普及。
Yahoo!BBと組み合わせて使うIP電話のBBフォンがサービス開始となり、同事業者間で無料通話ができることからIP電話が広く認知され、家庭・ビジネスに関係なく普及に寄与した。
2000年代後半になると、携帯電話に代表される高速な移動系通信サービスの普及と光ファイバー(FTTH)による高速通信や携帯電話のインターネット接続の高速化が主流になるにつれて利用者が減少している。
※ ADSLによるサービスは完全に終了です。
それまでに回線を乗り換えておかないと、インターネットの継続利用ができなくなってしまいます。
マイグレーション
移住・移転・移動などを意味。IT用語としては既存システムやソフトウェア、データなどを別の環境に移転したりする際に使われます。回線も「移行」するため、「ADSLから光へのマイグレーション」などとよく使われます。
INSネットの「ディジタル通信モード」、提供終了日が明らかに
2024年1月2日に山形・鳥取から段階的に終了、1月31日までに全都道府県で終了
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1462061.html
解決方法のご提案
ケース 1. 光ファイバーケーブルを利用して安定的な高速回線を利用したい方
フレッツ光回線を利用し、弊社ならではのサービスを付与したEM光がおすすめです。
ケース 2. さらに高速なインターネット回線を利用したい方
法人向けインターネット接続サービス「NUROアクセス」は、法人向けに特化した下り最大2Gbps(NEXT 10G は下り最大10Gbps)の高速インターネット接続サービスです。
ケース 3. 光回線を引けない・引きたくない方にはモバイル系端末がおすすめ
クラウドSIMを利用したDoRACOONなら、工事不要で製品(端末)が届けば、いつでもすぐにインターネットが利用可能です。工事不要のため、例えば引越しによるお住まいの変更でも、回線工事を待つ間の時間が無くても、機器が届けばいつでもネットライフを楽しむことができます。
ISDNやADSLからのマイグレーションにはいろいろ解決方法があります。
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